人気が高まっている要因

食器

新鮮な印象を与えている

人生の中でも一際華やかなイベントである結婚式は、特別な時間を強調するため非日常感が強い演出が好まれる傾向にあります。かつての日本では、西洋文化がモダンで庶民にとっての憧れでもあり、キリスト教式結婚式のウエディングドレスは、非日常体験の象徴でもありました。翻って現在の日本では、西洋文化は憧れというよりむしろ日常となっています。そうした中、キリスト教式結婚式はもはや定番であり、見慣れたものになりました。一方の神前式は日本らしさを前面に押し出した結婚式です。西洋文化が一般的となった今日では、むしろ非日常を演出するのにうってつけのスタイルとなっていて、人気が高まってきているのです。もう一つには、伝統や歴史という目には見えない部分に価値を見出す若い人が増え、そうした人たちからの支持を集めている、という理由があります。経済発展一辺倒の時代が過ぎ、癒しや安らぎを求める風潮が強まっている昨今では、神社に参拝する若い人が増加しています。神社や神道が身近になった事で、結婚式を挙げるなら神前式がいい、と考える人が多くなっているのです。また、神社参拝中に神前式を挙げるカップルを目にして憧れを抱く、というケースもあります。神道では日本人として生まれた時点で自覚の有無にかかわらず、日本の神々と縁を結んでいると考えられています。自分たちに縁のある神様の前で結婚を誓う、という経験は特定の宗教を信仰していない人の多い日本では貴重な体験とも言えます。神前式の歴史や思想に裏打ちされた荘厳な雰囲気が、魅力として多くの人を惹きつけているのです。